以前、カフェでお茶をしていたら、隣の席にカップルがやってきました。

女「この間、Aちゃんと遊んでたんだけど、彼氏のBくんが」

男「うん」

女「Bくんとは、私も知り合いなんだけど、芸能人でいうと○○に似てて」

男「うん」

女「つき合ってまだ三ヵ月だから、すごいラブラブなのかと思ってたら、そうでもないんだって、Cくんが言ってて。あ、Cくんは、Aちゃんの友達なんだけどね」

男「……」

女「そんなに文句あるなら、別れちゃえばいいのになって思って。ディナーに行ったときに言ったらしいよ」

男「……」

女「ねえ、話聞いてた?」

男「うん、ディナーに行ったんでしよ?」

女「全然違うよ! なんで、そこしか聞いてないの?」

その彼氏と同じく私も理解できなかったのですが、その後の二人の会話を聞いていると、AちゃんのことをCくんがディナーに誘って「彼氏とうまくいってないなら、俺とつき合おうよ」と言ったという話らしいです。

なにを伝えたいのか、意図がよくわからない女性の言葉に、話を理解するのをやめてしまった男性。

私の両親の会話もこんな感じなので、これも男女の永遠のすれ違いテーマなのだと思います。

これだけならまだいいですが、結婚後にこのような問題が起こることも……。

妻「もう! あなたって、帰ってきたらいつも黙ってごはんを食べるし、週末は全然起きてこないじゃない。この間、頼んでおいた品物の注文もしてないし、庭の草取りも先週からやるって言っていて、まだなにもしてくれていないわよね?」

夫「…………(ああ、またなんか文句言っているなあ)」

男性は、「こうしてほしい」というわかりやすい言葉を理解することはできますが、意図の読みにくい言葉の意味を自分で考えるのは大の苦手です。

ですから、女性が文句を言っているときも、「黙ってごはんを食べるなんて」と文句を言っているとしか受け止めず、「本当は会話しながら食事してほしいと思っているんだな」とは考えません。

言葉を受け止めるどころか、この例の男性のように「また、なにか文句を言っているなあ」くらいにしか思っていないのです。

また、男性は、さまざまなことを立て続けに言われると、その長いセリフの中から言葉を選んで聞く傾向があります。

男性側には話の内容も、どうしてほしいかということも伝わらず、彼らは自分の聞きたい言葉だけを聞き取ってしまっているのです。

男性に聞いてほしい話や文句は多々あるかと思います。

でも、考えっくままに言葉をずらずらと並べても、あなたが本当に言いたいことは相手に伝わらず、お互いのストレスになってしまうだけ。

そうならないためにも、伝えたいことは具体的に、ただし簡潔に言いましょう。

そうすれば、男性もあなたの話にしっかりと耳を傾けてくれるようになり、より楽しい時間がすごせますよ。